NOTESOwner's photograph journal

001.jpg

二日目。

今日も晴れた。

002.jpg

カッチ、今日の一本目。

003.jpg

昨日に引き続き山肌を覆うフィルムクラスト。

立山に通って5年、今日が一番美しい。

004.jpg

谷間まで落として対面の斜面をハイクアップ。

005.jpg

登りのときはスキーの裏面にシール(滑り止め)をセットすれば楽に登攀。

滑走するときは、シールを外してカカトを固定して板先を下方に向けるだけ。

006.jpg

007.jpg

008.jpg

この画面の左上奥にある黒い岩場、富士ノ折立(2999m)の狭いシュートから

昨年滑る機会があったけど、前日に大転倒してカラダが全うに動かない状態。

(二日後帰京して調べれば肩甲骨奥の捻挫で全治3ヶ月)

残念ながら、勇敢なる男たちの滑りを下から指をくわえて見上げていたっけ。

もう1年経つんだ。

009.jpg

剣御前小屋を巻いて標高2800m付近がドロップポイント。

少しばかりの行動食をお腹に。

010.jpg

鎮座する剱岳(2999m)。

モノ言わぬ圧力を感じながら標高を一気に落とすオスギ。

011.jpg

012.jpg

押せば響く雪質に大満足。

013.jpg

奥深き剣沢にテントがひと張り。

風に踊らされないよう芸術的なブロック積み。

014.jpg

滑ったら登る。

登ったら滑る。

働いたら遊ぶ。

遊んだら働く。

どっちが先でもいい、同じ比重で。

ことは至って単純明快、複雑なこと一切なし。

015.jpg

僕らが刻んだラインを眺めながら・・・

3人いれば3通りのラインがあって個性が出て面白い。

無鉄砲な僕、慎重なオスギ、遊び上手なカッチ。

016.jpg

ハローが出たよ。

えっ天気悪くなるって!

むむむ。

017.jpg

稜線までたどり着いて、板を担いでもうひと登り。

018.jpg

出ました大斜面。

結構な斜度で久々にビビる。

標高差500、距離にして3km弱一気に落とす。

019.jpg

020.jpg

地球に沿うように滑る。

水平レベルの生活に飽きたら山に来る。

世界はグンと広がっている。

021.jpg

無事に帰ってきました。何より何より。

明日は対面の雄山(3003m)まで登って頂上直下の山崎カールか。

022.jpg

やっぱり天気が悪くなってきて夜半は風雪に。

5月中でも雪フルここ立山はやはり奥深い。

今日はかなり疲れたから早く寝たいけど

女子会ならぬ男子会特有のカタイ話で盛り上がる。

あがったテンションのまま寝たので、この世と夢の境目を行ったり来たりの浅い眠り。

おかげでいい夢見れたけど。

3日目に続く・・・・