NOTESOwner's photograph journal

10年前に購入したウォルフガング・ティルマンスのプリントを

数年ぶりにひっぱり出してみれば、何と変色してるではないか(泣)。

早速、購入したギャラリーに相談に行けば

閉め切った押し入れの中で壁クロスの接着物質が蔓延し

しかも新居ならなおさらひどい状態に違いなく

きっとそれが印画紙に悪い影響をもたらしたのでは・・との見解。

けどこの変色したオリジナルプリント4枚どぉ~すれば~(泣)

「全部引取ってドイツに住むティルマンスにも見てもらい、

もう一度彼に焼いてもらいましょう。多少コストはかかるけど、

このプリントは須摩さんが購入した時の4倍の価値になってるから

仮にリセールしてもコスト回収は問題ないでしょう・・・」

よっ4倍!! 

そんなに価値があがってるなんて知らなかった・・・

リセールする気はさらさらなく

数ヶ月後には自宅の壁に彼の写真が収まっているはず。

とっても安心した、今日はぐっすり眠れそう。

Wolfgang Tillmans

昨日の出来事を振返れば、同じように価値あるモノを販売する者として、

モノの価値が継続できるような丁寧なメンテナンスを施すのは当たり前として

ハイクでご購入していただいた方には可能な限りのアフターを心掛けなければと

改めて思うのでした。

地球の資産である木製家具を後世へ引き渡してゆくのは

我々の社会的役割でもあるけど

そこにもうひとつ付け加えるなら

お客様の家具という資産を守ることも我々の大切な役割かと。

15年前、ウェグナーのベアチェアは45万円でしたが、

今はその4倍、180万円で販売しています。

ウツクシキ家具も、現代アートと同様に価値が上がり続けています。